イレッサ(IRESSA)はフィルムコーティング錠です。成分にはGefitinib250㎎が含まれ、非小細胞肺がんの3次治療に用いられます。
服用方法
- 毎日1回、通常1回1粒を服用します。決まった時間に服用し、空腹時または食事と併せて服用できます。
- 医師の処方と服用方法を遵守してください。勝手に用量を増減させてはなりません。
- 錠剤は丸ごとの見込み、かみ砕いたり粉状にしてはなりません。丸ごと呑み込めない場合は錠剤を冷たい水に入れて、錠剤が溶けて拡散するまでかきまぜた後(約10分間)、ただちに溶液を飲み下してください(NGチューブで注入できます)。さらにコップ半量の水でコップ内部をすすぎ、残った薬剤をその水に溶かしこんでから溶剤が溶け込んだ水を服用後に服用完了になります。
- 薬を飲み忘れ、次の服用時間から12時間以上空いている場合は、ただちに1粒服用してください。勝手に用量を変更してはなりません。翌日は正常な時間と用量に従い服用してください。
服用時の注意事項
- イレッサは他の薬剤(抗凝血剤、制酸剤、抗真菌薬や市販薬など)と併用する場合、互いに影響を受ける可能性があります。併用の必要がある場合は、医療スタッフまでお問合せください。
- 服用期間中に呼吸困難、せき、発熱が見られる場合は、医師または看護師にお伝えください。
- 薬剤の投与期間中は妊娠しないようにする必要があります。授乳中の場合は授乳を停止する必要があります。
起こりうる副作用
- よくあらわれる副作用:下痢、発疹、かゆみ、乾燥及びざ瘡など。通常初めての治療後に症状があらわれ、可逆性があります。
- その他の副作用:悪心、嘔吐、食欲不振、口内炎、脱水症状、結膜炎、抜け毛、出血など。