商品名(英語名および日本名)
Tecentriq®: テセントリク注射薬
薬剤のご紹介
- モノクローナル抗体の一種で、無色透明から淡黄色の溶液です。移行上皮がん、非小細胞肺がんの治療に用いられます。
注射方法について
- 点滴静脈注射。時間をかけてゆっくり投与する必要があります。
注射時の注意事項
- テセントリクにアレルギー反応を起こしたことがある場合、使用してはなりません。
- 注射後5か月以内は妊娠または授乳してはなりません。
- 以下の免疫による副作用があらわれる可能性があります。
- 肺炎。
- 肝炎。
- 大腸炎。
- 内分泌疾患(例:下垂体炎、甲状腺異常、副腎不全、糖尿病など)。
起こりうる副作用
- 免疫による副作用 (前述のような)。
- 胃腸関連:便秘、食欲不振、下痢、悪心や嘔吐。
- 呼吸器関連:せき、呼吸困難。
- 虚脱。
- 感染。
- 重症筋無力症。
- 厳重な症状の場合は急性の周辺神経の病変が発生する恐れがあります。
通常時の飲食に関する注意事項
- 飲酒には薬物の副作用を強める働きがあることから、飲酒しないでください。
- 市販薬や漢方薬またはビタミンのタブレットを服用している場合は、事前に医師にお伝えください。