商品名(英語名および日本名)
Busulfex®:ブスルフェクス
薬剤のご紹介
- 本薬剤は強力な細胞毒性製薬及び2個所の作用部位を備えるアルキル化剤です。化学療法や放射線治療と併用でき、白血病、リンパ腫、多発性骨髄腫などの造血前駆細胞移植前の治療に用いられます。
注射方法について
- 点滴静脈注射により、最低2時間かけて投与します。
注射時の注意事項
- 以下の状況が見られる場合は、医師にお伝えください:
- 現在化学療法や放射線治療を受けており、免疫力が低下している。
- てんかんの病歴がある。
- 頭部に衝撃や負傷をしたことがある。
- 呼吸困難の症状がある。
- 胎児の奇形を引き起こすことから、妊娠中は使用が禁止されています。男性も女性も、治療期間中はしっかりと避妊措置を取るようにしてください。家族計画がある場合は、担当医に相談してください。
- 治療期間中に授乳する必要がある場合は、担当医に相談してください。
- 治療期間中は感染しやすくなります。発熱、震え、のどの痛み、インフルエンザのような症状や青あざ、出血、体重の減少、異常な虚弱などが見られる場合は、担当医に連絡してください。
起こりうる副作用
- じんましん、呼吸困難。顔、唇、舌先や喉の腫れなどのアレルギーの症状が発生する可能性があります。
- 顔色が蒼白、頭が軽く足が重い感覚がある、呼吸が浅い、集中力と注意力が低下する。
- 異常な出血。体に青あざ、紫斑や赤斑ができやすくなる。
- 体重の増加、胃の膨張感や黄疸の症状が見られる。
- 胃痛、悪心、嘔吐、せき。厳重な際には喀血。
- 腰の痛み、血尿または尿量が少ない、小便の回数が減る。
- 不整脈、脈拍が弱まる、さらにはめまいがする。
- てんかん発作。
通常時の飲食に関する注意事項
- 市販薬や漢方薬またはビタミンのタブレットを服用している場合は、事前に医師にお伝えください。
- その他の薬剤。特にアセトアミノフェン(acetaminophen:痛み止め、解熱剤)、フェニトイン(phenytoin:抗てんかん薬)などを使用している場合は薬効に影響を与える恐れがあるため、担当医にお伝えください。