手術目的
腎臓機能不全の時に、長期性血液透析用の血液回路を造成します。
手術の前準備
- 手術と麻酔同意書を記入。
- 手術を受ける前に、手術予定の肢体ほかの治療を避けてください(例えば注射・採血・点滴など)。
- 原則、局所麻酔を施行します。禁食不要です。
- 全身麻酔と神経ブロック麻酔施行の前に、禁食8 時間以上が必要です。事前に血液・心電図・胸部レントゲン検査を受けることが必要です。
- 手術を受ける前に、体に付けるアクセサリーを取り外してください(腕時計・リング・指輪・着脱式入れ歯など)。
- 手術着に着替えます。
手術内容
- 手術時間
- 自己血管:約 40 ~ 60 分。
- 人工血管:約 20 ~ 90 分。
- 局所麻酔の時に、軽い電流刺激感が感じる場合があります。
手術後注意事項 (自己血管)
- 手術創傷は軽い血が滲む時、強力圧迫をしないでください。ガーゼ全体に血が滲む状態になると、来院してください。
- 親指と差し指は麻痺または震える動きが起こしますが、徐々に回復するので、心配しないでください。
- 正常状態で、肢体の腫脹状況はごく軽いです。
- 2 ~ 3日後、ボールを持つ運動が始めてられます。強く握って5秒後に緩くしてください。最初毎日100回を行い、徐々に増やしてください。
- 手術後約 4 ~ 8 週間後に、植え込みされた血管が利用可能になります(患者状況により違い)。
手術後注意事項(人工血管)
- 手術後、肢体が強く腫・痛状況になります。以下の方法で緩和してください:
- 冷湿布:手術後 72 時間以内。
- 体位ドレナージ:手術を受けた肢体を心臓より高い位置を維持してください(通常上げて、就寝中に高い場所に置いてください)。
- 薬物:鎮痛薬は不快感が緩和できます。
- 腫脹は2週間程度継続する場合があります。徐々に改善します。
- 72 時間後に手の運動を始めると、腫脹が早めに改善できます。手の運動を6か月継続してください。
- 腫脹が解消された後に利用可能です( 約 4 週間程度 )。
瘻の長期手入れ
- 血液透析以外の治療行為、例えば血圧測定・採血などへの利用は禁止です。
- 瘻を圧迫する姿勢・動きを避けてください(肘を曲げる・重い物を持つ・寝姿勢不良など)。
- 圧迫で止血した後・就寝前・起きる後に瘻の詰まり状態を確認してください。
- 早期にトラブルを発見し、早期に治療を受けてください(流量不足・静脈圧高すぎ・血管拡張不良)。
- 定期的に心臓外科の診察を受けてください。
- 瘻の拍動が停止した時に、直ちに心臓血管外科へ来院してください。