母親は常に赤ちゃんに一番質のいい母乳を授乳することを望んでいます。しかし、たまに気づかないうちにまたは授乳の仕方がわからないによっておっぱいに違和感が出ます。これは授乳の意欲・母親の体に悪影響が出るかもしれません。母親がより安心して授乳できるよう、授乳中のよくあるトラブルと対策を教えます。
乳頭の痛みとキズ
- 乳頭の痛みはよく見られる授乳トラブルです。これは赤ちゃんが母乳を吸うときに正確に乳輪までじゃなくて乳頭しかくわえないためです。予防方法として、母親は最初から赤ちゃんに正しい姿勢でおっぱいを吸うことです。また、石けんなどで乳頭を過剰に清潔しないようご注意ください。
- 乳首が切れる原因は赤ちゃんがうまく母乳を飲めないため、乳首が痛くなり、ひび割れなど起こります。この時、続いて授乳しても可能ですが、赤ちゃんの吸いつき姿勢または赤ちゃんを抱っこする姿勢を変えてください。授乳後は、傷に母乳を塗って自然乾燥にさせると傷の癒合が早くなります。もし乳首の切れが酷くなり、痛くて耐えられない場合は、しばらく授乳をやめましょう。手で搾乳して赤ちゃんに母乳をあげます。搾乳を続くと母乳の分泌を維持できるし、また乳首の傷が治れば、授乳再開もできます。
おっぱいの腫れ
出産後2~5日間に母乳は出にくいや不十分になると、おっぱいが腫れます。おっぱいの腫れが起こす原因は母乳と結締組織の中の血液と水の量が増えると考えられます。
おっぱいの腫れによる痛みを和らげる方法:
- 頻繁的に授乳します(授乳の回数を増える)。
- 授乳開始前に、手で少し搾乳します。
- 手で搾乳して母乳の排出を促します。
- 医師、薬剤師から安全な鎮痛剤を処方してもらいましょう。
おっぱいの腫れを対処しないとひどくになって乳腺炎をおこすおそれがあります。
母乳の漏れ
赤ちゃんを思う時や赤ちゃんの泣き声を聞こえた時には、おっぱいが張って母乳が漏れるのが正常です。また、授乳中に、片方のおっぱいからの乳漏れも正常です。これは正常的な催乳反射なので、緊張しないでください。次は催乳反射の克服方法を紹介します。
- 母乳パットを使って漏れた母乳を吸収します。
- 手の甲を曲げて乳頭を軽く押さえて母乳の漏れを抑止します。
- 母乳漏れのシミを見えないよう、柄のあるゆったりとした服を着ます。
乳管閉塞
母乳の流れは不十分のため、乳管を塞がった状況になることです。乳管を塞がるとおっぱいにしこりが出たり、痛くなったりすることがあります。詰まった方は授乳開始前に手で搾乳したり、授乳中に詰まったところをマッサージしたりすると詰まりを解消しやすくなります。乳管閉塞を解消しないと乳腺炎を起こす可能性があるため、授乳間隔を長く空けずのはおすすめです。
乳腺炎
乳腺炎とは乳房組織が炎症を起こして、おっぱいが赤い腫れ、熱、痛み等の症状が出ることです。また、通常に38.5度~40度の高熱を伴うことはあります。早く治療を受けないと膿傷になりやすいです。乳腺炎を克服する方法については、次のように述べます。
- 高熱が出る場合は、お早めに診察を受けて解熱剤をもらいましょう。状況によると、抗生物質の投与は必要かもしれません。
- 局所の発赤、発熱のところに冷やして痛みや熱を和らげします。そして、温めてからマッサージしてゆっくり溜まった母乳を排出します。
- 乳腺炎にかかった時に、おっぱいを張りすぎないよう、アルコール・母乳分泌を促す食べ物・水分の摂取をお控えします。赤い腫れ、熱等の症状がなくなった後に再び普段の食事に戻しても構いません。