商品名(英語名および日本名)
Adriblastina®:アドリアマイシン注射剤
薬剤のご紹介
- アントラサイクリン系抗生物質です。、白血病、乳がん、肺がん、骨腫や脳腫瘍などの様々ながん治療に用いられています。単独で使用またはその他の薬物と併用する可能性があります。
注射方法について
- 点滴静脈注射。
注射時の注意事項
- 本薬剤は胎児にダメージを与える可能性があります。薬剤での治療期間中は妊娠や授乳しないようにしてください。
- その他の薬剤の服用を医師が把握していることを確認し、ワクチン接種前に事前に医師との確認を行ってください。
- 一部のがん治療薬は不妊の症状があらわれる可能性があることから、妊娠や出産を計画している場合は事前に医師にお伝えください。
- 肝臓、心臓に問題がある場合、または以前その他の化学療法または放射線治療を受けたことがある場合は、医師にお伝えください。
- 注入後は血球数が減少することから、感染や出血しやすくなります。すでに感染している患者との接触及び衝撃や負傷などに注意してください。
- 本薬剤は悪心や嘔吐を引き起こす恐れがあります。医師による適切な薬剤の使用によりこれらの副作用を予防できます。症状が継続する場合はただちに医師にご連絡ください。
- 注射部位に痛みや赤い腫れが見られる場合は、ただちに医療スタッフにお伝えください。
起こりうる副作用
- 30~90%の患者に嘔吐の症状が発生しています。
- 免疫力が低下することから、感染の危険性が増加する恐れがあります。通常白血球は投与後10~14日以内に最低数に達します。発熱、悪寒、のどの痛みなどのいかなる感染の症状がみられる場合も、迅速に医師の診察を受けてください。
- 血小板の減少及び貧血:小さな紫色の斑点や小さな出血の点が体に現れていないかに注意してください。疲れやすくなる可能性があります。
- 抜け毛、四肢及び爪の色素沈着が起こる可能性があります。
- 涙の出る症状が発生する可能性があります。
- 尿の色が一時的に赤く変色する可能性があります。
- 精子減少症や無精子症を招く可能性があります。
通常時の飲食に関する注意事項
- 飲酒には薬物の副作用を強める働きがあることから、飲酒しないでください。
- 市販薬や漢方薬またはビタミンのタブレットを服用している場合は、事前に医師にお伝えください。